Ishibashi Mail Magazine / 角田"mittan"美喜の『DRUMMERTIC LIFE』（ドラマーチックライフ）

第15回（2010年7月22日発行）

猛暑の日々、みなさんお元気でいらっしゃいますか？この強い日差しには、プールや海に出かけて、思いっきり夏を体感しちゃうのもいいですね。暑さ負けしない為には、思いっきりスパイシーなカレーやタイ料理を食べるのも効果的！

4、5、6月と連続して行ってきました「SHOW-YA原点回帰」ライブも無事終了して、8月には追加公演が決定致しました。暑い熱いライブハウスでの激しい真夏のライブ。SHOW-YAのライブの後はビールが最高に美味しい！ということは確かです。リハーサルでも、できるだけエアコンを使わないようにしていますが、さすがに真夏はドラマーにとって厳しい環境です。（エアコンも身体には良くないものですが）室内での熱中症もありますしね。ただ、「苦しみを体感しないと本当の楽しみはわからない！」という言葉通り、エアコンなしのリハーサルや本番をやっているとエアコンのありがたみがよくわかります。すっかり暑さにも強くなりました。肉体はある程度いじめないといけないものですね。

さて、最近、いろいろなアーティストの方々や、技術者、職人さんとお話していると、「器用な人」と「不器用な人」がいるという話題になります。「器用な人」より「不器用な人」は何かをやる時に倍の時間がかかるけど、とことん追求して努力するので最終的には「器用な人」より上に行けることがある。「不器用な人」は、「器用な人」の頭の中がどうなっているか不思議で知りたいと思うそうです。深く考えるタイプなのかもしれないですね。逆に、「器用な人」は「不器用な人」の頭の中や、自分の頭の中がどうなっているかなんて、考えたりはしないはずなのです。

付随した話で、苦手意識やコンプレックスがまったくない人より、ある程度持っている人の方が、そうした部分を直そうと努力するので、最終的にはそれらを克服して成功者になれたりするという話。

「器用な人」はそこに何の基礎がなくてもある程度できてしまいます。そういう人は往々にして途中で油断したりしてしまいがち。場合によっては油断しているうちにこつこつと努力している人に抜かされて行くこともあります。「うさぎと亀」のお話はよくできていると思いますよ〜。不器用を嘆く事はないのです。そして、まだまだ足りないと思う事が成長への道標ですね。

飲み話が、「ひとつの事を掘り下げて、こつこつこつこつ努力している人が最終的には"天才"なのではないか」という結論に達します。では「感性」を磨くには？今度はそんな話題に移行しながら焼酎のボトルが空いて行くのです。ものを生み出す人たちも熱い夏です。

それでは、また来月！