Ishibashi Mail Magazine

第4回(2009年8月27日発行)

 今日8月20日(編注:執筆日)は、新月。ドラマチックな日です。自然の教えでは、願いが叶うとか、今までの日々を浄化するという意味があるそうですね。

 1ヶ月はあっという間に過ぎて行きますが、10年という日々もあっという間です。まず物事を継続させる為には100日を目標とします。100日をクリアーできたら3年は継続できると言われています。石の上にも3年だと私も思いますが、3年続いたら10年も可能なのですよね。

 そんな10周年のe-ha?が活動休止となりました。急なようでいてそれは流れの中での10年ですので、継続できたことを誇りに思います。 活動休止の最終ライブは、富山市のオヤジバンドコンテストのゲスト出演でした。またまたムッシュかまやつさんとご一緒できて、e-ha?にとってはとても感謝いっぱいのライブでした。

 今回審査員という役割をいただきまして、たくさんのバンドを観ることができたのですが、みなさん演奏も上手いですし、堂々としていて、何だろうこの余裕と楽しんでいる感じは? と自分がコンテストに出てる頃を思い出したりしていました。当時10代の私は自分の実力の10%も出せていなかったのでは? という舞い上がりっぷりでしたが、オジサマバンドは今まで生きて来た経験値と、色々な修羅場をくぐり抜けて来た余裕がそのまま演奏と立ち振る舞いに出ていました。そして、楽しいこと、好きなことへの追求が半端じゃないと思ったのです。その純粋な気持ちに心打たれました。

 純粋さとかひたむきさとか、楽器が好きとか音楽が好きとか、それは素敵なことで、何かに凝ったり夢中になったり、恋したり。私も今だに楽器屋さんと車屋さんとカメラ屋さんにはワクワクしますよー。

 そんなワクワクな出来事のひとつに体力作りもあります。今年は一回も行くことができなかった加圧トレーニングに行って来ました。SHOW-YAの恵子に紹介してもらってから、随分体型も変わり、持久力もついてハードなドラミングもまったく無理がなくなりました。キックボクシングも取り入れていて、とっても楽しい時間です。日頃も脱力の為のインナーマッスルを鍛えるトレーニングと奏法とを日々継続しています。トレーニングの後は、やきとりとビールに惹かれるけどガマン! 我慢できない日ももちろんあります。

それではまた来月!

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トレーニング風景。気合が入ります!
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惹かれる赤ちょうちん。ホッピーがオススメ!

角田"mittan"美喜
プロフィール

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兄の影響を受け、15才の時独学でドラムを始める。

高校卒業後、武蔵野音楽学院に入学し音楽理論を学ぶ。幾つかのアマチュアバンドを経て、1982年、『SHOW-YA』に加入。

1985年、レディースバンドのパイオニア的存在として東芝EMIよりプロデビューし、力強く激しいサウンドで時代のロックシーンをリードしていく。

1998年の解散までに12枚のSingleと10枚のAlbumをリリース。アルバム「Outerlimits」は60万枚の売り上げを記録。同時にロンドン、LA、モスクワでのワールドワイドなライブ活動も行う。

その後幅広い音楽 活動を目指し、スタジオワーク、ライブサポートドラマー、NHK-BS「ななみDEどーも」のレギュラーとして活動。

2000年よりロックトリオバンド『e-ha?』を結成、2枚のアルバムをリリース。

2005年、結成20周年を機に『SHOW-YA』再結成を果たし、NHKホールで復活祭を行う。

2006年、「SHOW-YA TOUR 2006」を行う。

角田"mittan"美喜
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