Ishibashi Mail Magazine / 角田"mittan"美喜の『DRUMMERTIC LIFE』（ドラマーチックライフ）

第44回（2012年12月27日発行）

　年末の慌ただしい季節になりました。今年もいよいよもうあと僅か！みなさんいかがお過ごしですか？私はいつもの収録やレッスンなどに加えて、お友達とゆっくり会ったり、クリスマスにはイルミネーションを観に行ったり、いくつかの忘年会があったりで、ほとんど毎日飲み続けています（笑）。

　11月〜12月はとても慌ただしい日々でしたが、SHOW-YAツアー最終日の渋谷クアトロは、たくさんの人が観にいらしてくださって、いつも以上に盛り上がりました。SHOW-YAでは今年最後のライブでしたので、熱いエネルギーがダイレクトに伝わってきてとっても嬉しかったです。その前後は通常のスケジュール＋BS JAPANの番組の密着取材が入っていたので（放送はほんの1部でしたが...）、朝から晩までの仕事という日々が続きました。

　そして、そのまま休みなく11月末からフランスはトゥールーズの街へライブに行ってきました。TGS（トゥールーズゲームショー）という地元の番組なども収録に入っているような大きなイベントで、ラブリンタブリンというユニットのサポートで参加させていただきました。

　行きはオランダで５時間のトランジットがあって市内観光をする時間がありました。アムステルダムの街はまさにヨーロッパの街並。オランダは日本人に人気のある国だと聞いていましたが、降り立ってみると確かに観光で行きたくなるような、そんな素敵な景色と独特の赴きがありました。トゥールーズへの到着は夜でしたので、翌日のリハーサル前と2日間の本番の前に散策するというぐらいしかフランスを味わえませんでしたが、何しろ久しぶりの海外ですから、その時間だけでも貴重で嬉しいひと時でした。

　そしてライブの方は、日本のアニメやマンガやゲームを目的にたくさんの人が集まっていて、少々カルチャーショックを受けました。とにかくマンガは読まないですし、ゲームもまったくやらないので（太鼓の達人だけはやることがありますが...（笑））、ここまで人気があるものだとは正直思っていませんでした。本番はとっても盛り上がって、少ないリハーサルのでしたが、楽しいライブができました。メンバーのみなさんの人柄も、トゥールーズの方々の人柄もとても温かくて、心穏やかな日々を過ごす事ができましたし、バンドを好きで応援している人達の気持ちってどこの国でも同じだなぁと思いました。

　2012年最後に海外に行けた事は私にとって大きな出来事となりました。いつかは海外という夢を持ち続けながら数十年経ってしまった私にとって、マヤの暦も終わり、再生の年、生まれ変わりの年と言われる2013年は、夢に向けてより一層邁進して行きたいと思います。

　2013年はまたNAONのYAONが復活しますし、武道館を目標にひとつひとつ全力でがんばって到達したいと思います。今年もこのコラムを読んでくださって、ありがとうございました！そして来年はみなさんにとって、より躍進できる年になるよう、お祈りしています。穏やかな年末年始になりますように。