Ishibashi Mail Magazine Vol.29 2007年8月22日発行

小沼ようすけ 音楽コラム「ソロギター・トーク」

小沼ようすけ 音楽コラム「ソロギター・トーク」 VOL.17



 皆さんこんにちは!

今回もLAからこのコラムを書いています。



 前回はレコーディングのみでしたが、今回はミックス&マスタリング

のため再びLAへ来ています。ちょうど今日でNEW ALBUMのミックスダウンが

終わり今、ホッとしているところです。

今日は早めに終わったので、Malibu(マリブ)という海の有名な

サーフィンポイントでサーフィンもできました。最高の一日です!



 一応、新譜の発売予定は10月下旬なのですが、

このままいけば無事、10月中には皆さんのもとへお届けできそうです!



 今回のレコーディングエンジニアはアル・シュミットという

大御所の名エンジニアなのですが、その手腕といったらもう

お見事としか言い様がありません。

 前回のラフミックスの時点で既に完成してしまっているかの様な

絶妙なミックスバランスの音源が、今回のMIX作業を経て、1曲1曲が

さらに素晴らしい楽曲へと変化を遂げました。



 ミュージシャンが出す音を気持ち良くそのままのナチュラルな

状態で録音するというのは決して簡単ではないはず。

人それぞれ好みも違うし、何よりもマイクを経由しコンソールで

調節した時点で絶対音が変わっているはずだからです。



 長年の経験で培った勘でマイクの位置を決め、出そうとする

音を当たり前のように出してくれる。

第一線の大御所の皆さんに言える事ですが、その先にある

第6感が優れてると思います。



 音楽はやはり目に見えないもので、一番重要なのは聞こえる、

見える、体感する、の先にある同じく見えないもの、つまり気持ちを

感じるというところにあるんだろうなといつも考えさせられます。



 そのためのテクニック練習だと思えば

皆さんの日々の練習もさらに充実するんじゃないでしょうか?



 うまく演奏することはもちろんですが、人と演奏もしくは音楽で

関わるとき、相手がどうしたいのかを”直感的”に判断することも、

必ず持っていなければいけない要素だと思います。



 もし何かに行き詰ってこれを読んでる人がいたら、自分の直感に

頼ってみてください。自然と道が見えるはずです。



 僕の場合、今まで頭で考えすぎた事は大抵失敗してきましたからね(笑)





LA時間/8月22日 AM1:10



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