Ishibashi Mail Magazine Vol.14 2006年1月11日発行

小沼ようすけ 音楽コラム「ソロギター・トーク」

小沼ようすけ 音楽コラム「ソロギター・トーク」 VOL.2



皆さん明けましておめでとうございます。



 今年の新しい目標はもう立てましたか?

このメールマガジンを読んでいる方々の中にはプロを目指してるプレイヤーも

たくさんいると思います。

僕らミュージシャンは夢や目標を現実にしていく職業です。

今回は僕の体験談を交じえながらそんな「音楽で飯を食う」という話をしてみたい

と思います。



 僕はBOΦWYからギターにハマり、中3でラウドネスからヴァンヘイレン、高校では

イングウェイ・マルムスティーン(ハードロック速弾き系)、ジミヘンでブラック

・ミュージックにはまり、スライ&ザ・ファミリーストーン、B・Bキング、そして、

19歳でジャズにハマりました。



 人によって夢の大きい、小さいはあるかもしれませんが、僕は中学校時代の卒業

アルバムで”海外のでかいステージで演奏したいです”と書いたことがありました。

そして色々な活動を経てその夢はついに今年の三月に予定しているジャカルタの

ジャズフェスティバルへの出演で叶おうとしています。



 もちろん当時、頭で想像していた形(ヴァンヘイレンみたいな)とは違いますが

感動的なことですよね。ただ、ジャンルは違えどその頃からのひたすらに音楽が

好きだ、という頑な思いが自分の夢を叶えるための原動力になっていたのだと

思います。音楽だけで食べていけるんだなと感じたのは24才の時で、ギターを

バイトで教えたり、営業の仕事をしたりして、やろうと思えば食っていけるもの

なんだなと・・・。



 当時は家賃二万のところに住んでいましたが、やっとギター関係の仕事だけで

食べていけるんだと思えたあの時は本当に嬉しかったなあ。

最初から多くを求めてはせっかく手に入るチャンスも手に入りません。そうして

一歩一歩着実に歩む事が大切です。

五年後に大きな目標を立て、毎年少しずつ近い目標から

クリアしていけば少しずつ可能性は広がってゆくはずです。



 大きな目標をクリアした頃には夢が次の大きな目標に変わっています。

そして新たな夢が生まれる。

成功の仕方は人それぞれなのですが、最後は自分の直感を信じて頑張って下さい。



今年もよろしくお願いいたします!





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