Ishibashi Mail Magazine Vol.35 2007年11月22日発行

小沼ようすけ 音楽コラム「ソロギター・トーク」

小沼ようすけ 音楽コラム「ソロギター・トーク」 VOL.23



〜一人旅から学んだ事〜

 皆さんこんにちは。 
先週から休みをいただいてバリ島へ行ってきました。
小さい旅用(機内持ち込みOK)のギターとサーフボードを持っての一人旅で
最初は不安・・・

 実際バリに到着すると物売りがたくさん寄って来たり、コンビニではお金を多く
請求されたりびっくりしました。

 サーフガイドや旅先で出会った日本人サーファーにいろいろ教えてもらい、
ローカルの食堂に連れていってもらったり、いろいろなことを教えて
もらっているうちに、自然の美しさ、人あたりの良さすべてがバリの文化なんだなと
納得しました。
 確かにだまされまいと頑なに疑う日本人には心は開かないだろうなぁ。
相手を見る目が必要だし、両方に得がある関係はそうはないはず。

 僕の場合はみんなギターに興味持ってくれて(常に後ろに背負っていた)、
そのたびに弾いてギターで曲を作りたいと説明したり質問したり、それを通して接して
くれるバリのローカル人は明らかに観光客としてではなく、仲間として僕のことを
受け入れてくれて、ビールをおごってくれたり、タバコを必ず差し出してくれたり、
「また来いよ!」と温かく見送ってくれたのが本当にうれしかった。

 音楽は世界共通だというあたりまえの事ですが、自分のことを誰も知らない場所で
ギターと共にコミュニケーション出できたことが最高の収穫でした。

 一方、サーフィンの方はバリのパワーのある波にやられまくり(笑)でしたが、
1日数回でもうまくいった瞬間が忘れられないという感じです。 
でも、少しでもうまくいった感覚があればそれを求め次のステップへ行けるはずです。
サーフィンをするといつもジャズギターをはじめた頃を思い出します。

 バリで良くリクエストされたのは日本の曲を弾いてくれないかと言われた事です。
僕自身のルーツは洋楽(ジャズ)だったので言われてみると意外と弾ける
レパートリーが少ないことに気付きました。 
確かに海外へ行って日本人なら日本の曲弾けなきゃね。。。

 一週間という短い期間でしたが、たくさんの課題もでき、
改めて音楽はコミュニケーションのための全世界共通の合言葉だと
実感した有意義な旅でした。



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