イシバシ三銃士のスーパーギター列伝

第19回 Gibson Les Paul Standard Gold Top

 前回の、ルーク居波さんの記事も面白かったですが、私の記事も面白いですよぉ~

 ども、御茶ノ水本店 輸入フロア スペシャリスト和田です。

 突然ですが、いやぁ~

 Gibson Les Paul Modelってほんといいですねぇ~

 何でしょう、見てると自然と笑みがこぼれます。そんな、スペシャリスト和田です。

 でわ、1957年製 Les Paul Standard Gold Topの60周年を記念して、前回に引き続きゴールドトップをご紹介いたします

 今回のギターはコチラ

 Gibson Les Paul Standard Gold Top

 1968年に再生産されたLes Paul Standard

 ユーザーからのレスポールモデル復活の声を経て、ギブソン社がレスポール氏と再契約を交わし復活を果たします。

 レスポールモデルの再販を求めたのは、有名なあのバンドの方も

 【1965年のサティスファクション】でツアー中に手に入れたサンバーストのレスポールを弾いていた、ローリングストーンズのキース・リチャーズ氏は、レスポール氏のライブ終わりに、楽屋を訪れ、レスポールギターの必要性を語りました。

 そのあと、レスポール氏は、カラマズーの工場に向かうこととなります。

 再契約の為、Gibson社とミーティングを行い、新たなレスポールが誕生します。

 その当時、多くのギターに搭載されていたハムバッカー・ピックアップを、あえてシングルコイル・ピックアップであるP-90を搭載しました。

 同時期に発売された、レスポール・カスタムとの差であったり、1956~57年製のレスポールを彷彿とさせ、原点に帰るという意味合いもあったのかも知れません。

 レスポール・カスタムをメイプルトップで製作している理由に関しては、当時の流行や、製造ラインの都合もあったと思います。では、1968年レスポールの特徴をご紹介致します。

 まず最大の特徴でもある、P-90ピックアップ。こちらの個体は、初期に見られる透明な個体が採用されています。

 P-90ピックアップの特徴でもある、リアポジションでの歯切れの良いサウンド。フロントポジションの暖かみのあるトーンサウンドも流石です。そして、メイプルトップとの相性は、1952、54、56年で実証済みですね。

 続いて、ヘッド角が17度から14度に変更されております。テンションは変わってしまいますが、ネック折れを防ぐ為に変更したのだと思われます。

 ネックシェイプは、以前のモデルとは違いなだらかなCシェイプでしょうか・・・このシェイプが、現在のスタンダードのネックを生み出して行きます。ネックヒール部分が大きいのも特徴

 1968~69年初期まで、ディープ・ジョイントを採用。フロントピックアップキャビティ内の中ほどまで伸びたネック・ジョイント部分は1960年レスポールまで採用されていて、サスティーンが良く、ネック振動をよりボディへと伝えられるジョイント方法です。ネック・ジョイントが外れないようする為でもあると思います。

 当時は、ニカワ(ハイドグルー)による接着だった為、外れることもあったのではないかと・・・

 現在はボンドも強力になっていますので、まず外れる心配はないですね。

 1962年から2コブのクルーソンペグが採用されており、こちらの個体も2コブのクルーソンペグとなります。

 50sヴィンテージと同じく、ABR-1が搭載されています。1968~72年製までサドルはナイロンサドル、ブラス製の物よりも温かみのあるサウンドです。テールピースはアルミ製を採用。

 現行のヴィンテージ・モデルより、トップカーブがなだらかになっている印象です。フロントピックアップとリアピックアップの間付近からボディサイドへカーブ、ネックジョイントからトグルスイッチ付近のカーブなど違いは明らかです。

 この頃のゴールドトップフィニッシュには、塗料にブラスが混じっていて、ウェザーチェック部分に、緑の緑青が入ります。今のエイジド技術でもなかなか再現できないビンテージの特有の独特のカッコ良さがありますね。

 ざっと1968 Les Paul Standardについてご紹介致しました。

 いかがでしたでしょうか? ゴールドトップの魅力にハマった方もおられるのでは?

 実際、私もゴールドトップは大好きで、杢目を気にしない潔さ、しっかりとした腰のあるサウンド、そして、なんたって目立ちます

 最近は、木目の良いリイシューが多いですが、Les Paul Modelの原点はやはりGold Top

 そんな、1968年に再生産されたLes Paul Standardを御茶ノ水本店オーダーで復刻し作ってしまいました。

 勿論、ヘッド角など拘りも再現しております。

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 みなさまのご注文、心よりお待ちしております。

 でわでわ、このへんで終わりたいと思います。スペシャリスト和田がお送りいたしました。これからもGibson愛を、皆さんにどんどん伝えていきたいと思います。

 それでは皆さん私と一緒に、大いなるギターワールドの旅に出かけよう!

スペシャリスト和田

スペシャリスト和田(スペシャリストわだ)

池袋店キャスト時代、エフェクター、アンプ、国産エレキギタ-担当。御茶ノ水本店でのGibsonフロア責任者、渋谷店でのサブマネージャー兼Gibson責任者を経て、現在御茶ノ水本店のサブマネージャーを務める。所有GuitarはVintage ES-335、HC 1959 Les Paulなど初めて購入したギターが、Gibson Les Paul Special TV-Yellowと、根っからのGibson好き。60年代のブルースやロックからテクノ、ジャパニーズロックまで幅広く愛聴。Gibson Factoryでの買い付けなどにも参加し、材料の選定から企画まで幅広く行っております。
Gibsonの事なら何でもご相談下さいませ。お客様のニーズに合わせた楽器をお選び致します。