Ishibashi Mail Magazine Vol.12 |
第12回 Gretsch 1969 White Falcon model 6136
アメリカを代表するトラディショナルブランドで忘れてはいけないのが、 ”グレッチカンパニー”!創業は古くドイツからの移民として、創業者 フレッドグレッチがブルックリンに渡ったのが1883年。以来、アーチ トップギターを1933年に製作してから、古き良きアメリカンデザインを 継承し現在まで続く名門ブランドです。
数々のトップアーティストに愛用され、特にチェットアトキンスの名を 冠したシグネイチャーシリーズは、大好評で50-60年代のグレッチを不動の 物としてきました。ところが、1967年にボールドウィン社による買収、 1978年にはカスタム社と次々に買収&商品解体が行われていく運命を辿ります。
1955年ホワイトファルコンは誕生します。17インチボディーにホワイト カラーにゴールドパーツを携え、グレッチの最高機種として君臨。 今回ご紹介するホワイトファルコンは1966年から1969年まで採用されていた ”Tuning folk bridge”というブリッジ下部が音叉(何と440khz)になった 構造を持ち、弦振動を受け止めた際にこの音叉が共振する 仕組みとなっております。 また、ピックアップは1958年から採用されているフィルタートロンピック アップがマウントされ、パンチの効いたロックサウンドを繰り出します。
ホワイトファルコンで代表されるアーティストとして「ニール・ヤング」が いる。黒のレスポールがトレードマークの彼であるが、レス・ポールに続き ライブでの使用度が非常に多い。アルバムジャケットもホワイト・ファルコン を持っている物もある。近年、グレッチは若いアーティストにも脚光を浴びて きている。現在、入手できるヴィンテージもギブソン、フェンダーに比べて 安価で入手できるし、アメリカン・サウンドを追求するには無くてはならない アイテムとも言えよう。 まさにレジェンダリー!
<お問い合わせ> 石橋楽器 渋谷店 TEL 03-3770-1484 shibuya@ishibashi.co.jp
<プロフェッサー岸本:プロフィール> 平成8年入社。現渋谷店のサブマネージャー。 ヴェンテージギターに関しての知識はイシバシでNo.1! プロミュージシャンもお得意様にとても多く、彼のマインドに惚れ込み 多数お店に通っていただいている。 また、英語力もまずまずの為、直接ギター工場のマスター・ビルダーと 話し合いする事も。彼自身のフェイバリット・ミュージックは カントリーロック、ブルーグラス等。 「親切丁寧な接客」をモットーに、ヴィンテージギター、高額ギターの ご相談等、いつでも渋谷店にてお待ちしております。
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