Ishibashi Mail Magazine Vol.11

Chapter:5 WE WILL ROCK YOU / QUEEN


このVTRは何度見てもイイ!81年11月24日、25日にカナダ・モントリオールにて
行われたライブを映像化したものだ。時期的にはアルバム”フラッシュ・ゴードン
が出た翌年で、フレディーの動きにかなり切れがある非常に良い頃のQUEEENです。

 もともと撮影用に行われたコンサートらしいが、微塵も感じさせない何時もの
QUEENが画面のなかにはいます。1曲目は早回しヴァージョンの”We Will Rock You"
で、一発目からブライアンのギターが全開です。この当時、QUEENの照明は大掛かり
で有名であり、今見ると大したことないのだが、私が初めてQUEENを見た79年来日時
にもこの照明システムで度肝を抜かれたのを覚えている。バリライト、レーザー光線
等、当たり前の今では感動が伝わらないのかな〜!

 この映像の中で注目すべきは”GET DOWN MAKE LOVE"でブライアンのギターが物凄い
音を出すのである。オーケストレーションなギターもブライアンのいい所であるが、
この曲の中のブライアンの音も一目置きたいところだ。そのブライアンが手にしている
ギターこそが、まさにブライアンメイ・ギター。そうとしか呼びようが無いくらい
インパクトがあり、あまりに有名なギターである。何度かシグネチャー・モデルとして
生産されているが、その度に少しずつ違う。しかし、最近かなりリアルに再生産された。

 まず、QUEENに近づくにはこのギターとVOXのAC-30、それと丈の短い足なしマイク
スタンドと相場は決まっている。数多くのコピーバンドが生まれ、日本でも数年前
TVの影響でバカみたいにQUEEN人気が沸騰した。昔からのファンにしてみると、嬉しいが
飽きやすい”とりあえずファン”が許せなかったりもするのである。

 この映像の中のフレディーやブライアン、ロジャー、ジョンはこの時代、間違いなく
時代の最先端を行っていた音楽と言っても過言ではないし、今聴いても見ても古さを
決して感じさせない。アルバムを聞いてライブ映像を見ると、確かに高いメロディー
ラインの声が出なくて、1オクターブ下で歌うフレディーがそこにいる。それもQUEEN
なのです!

 最近、ブライアンの音がそっくりそのまま出せるエフェクターも登場した。82年頃の
ライブ映像も発売され、ミュージカル”WE WILL ROCK YOU"も再上陸した。また、QUEEN
の波が押し寄せてきている。この11月24日でフレディーが亡くなって15年、また見直す
時がやってきたと言うことだ。みんなで合唱しよう!”レ〜〜ロッ!”

[WE WILL ROCK YOU / QUEEN]


1.Intro
2.We Will Rock You
3.Let Me Entertain You
4.Play The Game
5.Somebody To Love
6.Killer Queen
7.I'm In Love With My Car
8.Get Down Make Love
9.Save Me
10.Now I'm Here
11.Dragon Attack
12.Love Of My Life
13.Under Pressure
14.Keep Yourself Alive
15.Roger Drum Solo
16.Brian Guitar Solo
17.Crazy Little Thing Called Love
18.Jailhouse Rock
19.Bohemian Rhapsody
20.Tie Your Mother Down
21.Another One Bites The Dust
22.Sheer Heat Attack
23.We Will Rock You
24.We Are The Campions
25.God Save The Queen

Freddie Mercury (Vo,P)
Brian May (Gt)
John Deacon (B)
Roger Taylor (Dr)





筆者宅の玄関に鎮座するフレディー像。デカイ!(ワインボトルと比較)

QueenのブートレッグCDは非常によく出来たジャケット

「WE WILL ROCK YOU」DVDジャケット

Queen関連の書籍。古い写真集も!


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