Ishibashi Mail Magazine Vol.11

LIVE IN JAPAN / THE RUNAWAYS
 ランナウェイズ、このバンドはホントに日本を震撼させました。まずこの当時女性だけで
結成されているバンドは殆ど記憶にない気がする。バンド結成は76年、ファーストアルバム
「The Runaways」を発表、翌年春にセカンドアルバム「Queens Of Noise」を発表する。
海外のミュージシャンには考えられない早さのリリースに、人気の先行が日本だったのを非常に
感じさせるのは私だけだっただろうか。

 そしてファーストアルバムが発売されてから僅か1年で初来日。その来日公演を収めたアルバムが
本アルバムでもある。アルバム1〜2枚で来日を果たしたバンドは数多く居るが、たった1年くらいで
来日したのはゴーゴーズ、ナック位であろう。演奏は決して上手くはない、しかしこのバンドを
本当の意味で見に行った原因はボーカルのシェリー・カーリーではないだろうか。
なんせステージ後半になるとガーター姿で歌うという話が先行し、会場には何時も以上に双眼鏡を
持って来場している人が多かったのを覚えている。何を隠そう私もその一人である。

 しかし、演奏が始まるとこれがまた悪くない。荒削りではあるがグルーブ感は流石であった。
しかも本来の目的であるシェリーより、ギターを弾いている男っぽいヤツがかなりカッコいい。
この時は誰もが80年代に一世を風靡する、ジョーン・ジェットだとは誰も思わなかった。声も
かなりシャガれていて、一人だけロックしていて浮いている雰囲気さえも感じたほどである。

 だが、やはり女性バンド。(失礼!) 公演中にベースのジャッキー・フォックスがメンバーと喧嘩
してナント先に帰国してしまった。公演はまだ終了していなく、来日時に出演した何かの音楽祭には
ジョーン・ジェットがベースを弾いたという珍事発生。帰国間もなくヴォーカルのシェリーも脱退。
新たにヴォーカルを入れ動き出したが、あえなく沈没。解散となった。(早すぎる展開です!)
一世を風靡し、アッと言う間に居なくなったという点では、セックス・ピストルズにも似ている。

 解散後のジョーン・ジェットの活躍は素晴らしく、80年代のMTV世代にはたまらない存在では
なかったろうか。最近、ランナウェイズなんて気にも掛けなかったが、数日前に朝刊を見ていると
訃報欄にドラマーの「サンディー・ウエスト」の死亡が伝えられていた。50歳前でガンだったらしい。
それを機にまた古いCDを引っ張り出して聞いている次第です。最近ではこのアルバムもデジタル・リマ
スター化され、紙ジャケにて再発売されたらしい。再び買い換えるかと思いつつ、また聞こうと思います。
(しかしこのCD、レベルが低っく!)
                              by JS

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