Ishibashi Mail Magazine Vol.8

1962 Fender BassVI (3TS)
Serial No.81445
販売価格\980.000-

1961年後半にプロダクトが開始された、ご存じ６弦ベースです。
ジャズマスター風のボディー形状にピックアップ切り替えスイッチを
搭載し、ジャッズマスターに採用されていたアームが使用出来るベー
スとして、当時の最新鋭ベースとして君臨しました。
スラブボード指板の初期モデルは、ストラトに見られるピックアップ
を4点でネジ留めされ、四角いクロームプレートでマウントされてい
ました。

1963年にマイナーチェンジが行われ、ジャガーに見られるピック
アップ形状への変更と当初３つのピックアップのオンオフを切り替え
るスイッチは４つのスライダー仕様となり、ローカットコンデンサー
のオンオフが追加されました。
1965.1966年には、ジャガーやジャズマスターと同じく、バインディ
ングネック、ブロックポジションマーク仕様へと変更されていきます。

　チューニングはギターと同じチューニングになるので、ギタリスト
も持ち替えての演奏も容易であり、ビートルズでは1967年頃の
ブロックポジションマーク、バインディング付きの物が大活躍して
いた事もありました。また、クリームではジャックブルースも愛用し、
通常のベースでは難解なフレーズ作りやアーム奏法まで駆使した
幅広いプレーを聞く事ができます。「I Feel Free」のPVに中では
殆ど弾いていないようなタッチでプレイするオチャメなジャックも
みられる。日本でも60年代のグループサウンズ時代にサイケなバンド
がよく使用していたし、クリーム等とは音楽的にはかけ離れたものを
演奏していた当時の日本の音楽シーンであるが、やはりアーティスト
自身の影響はこの辺から来ているのではないだろうか。

現在では生産は終了し、中古のフェンダージャパンやヴィンテージ
マーケットで少量が出回るのみで大変貴重なベースとなっており、
特にレアカラーのヴィンテージベースVIの殆どはコレクターに所有
され、なかなかお目にかかれない逸品となっております。
まさにレジェンダリ〜！

〜商品に関するお問い合わせ〜
石橋楽器　渋谷店
TEL.03-3770-1484
shibuya@ishibashi.co.jp

＜プロフェッサー岸本：プロフィール＞
平成8年入社。現渋谷店のサブマネージャー。
ヴェンテージギターに関しての知識はイシバシでNo.1！
プロミュージシャンもお得意様にとても多く、彼のマインドに惚れ込み
多数お店に通っていただいている。
また、英語力もまずまずの為、直接ギター工場のマスター・ビルダーと
話し合いする事も。彼自身のフェイバリット・ミュージックは
カントリーロック、ブルーグラス等。
「親切丁寧な接客」をモットーに、ヴィンテージギター、高額ギターの
ご相談等、いつでも渋谷店にてお待ちしております。