遂に登場してしまいました。ピンクフロイド94年TourのDVD映像！
今まで95年にリリースされたレーザーディスク及びビデオでしか
見る事のできなかった究極のライブが、5.1サラウンドになって
帰ってきました。その出来栄えはここ近年にない位の内容の濃さ。
本編はLDと内容は変わっていないが、まず音の良さは半端でない！
加えて特典映像が物凄く、オフィシャル・ブートレッグをそのまま
本編に収録している。しかもオーディエンス・ショットのヨダレ物
となれば、買わないと損をする。
87年発売の「鬱」のツアーで日本に来日を果たしたが、この映像の
「対」のツアーでは残念ながら日本に来日していない。バンドはその後
よくあるビックネームにありがちのフェードアウトと非常に悲しい
結末となってしまっている。内容で注目するところでは「狂気」の
フル演奏である。アルバムを忠実に再現しておりライブでここまでやる
のかと思えるほどの完成度で、全編にわたってデイヴ・ギルモアが
君臨している。
そのデイヴ・ギルモアが1曲目の「SHINE ON YOU CRAZY DIAMOND」で
弾いているのがフェンダーのストラトキャスターである。ヴィンテージ
でもなく、何の変哲もないキャンディー・アップル・レッドのメイプル
ネックであるが、ピックアップは全て「EMG/SA」に交換されている。
当然デイヴのギターであるからカスタムショップ製ではあると思うが
この当時はまだマスタービルダー物などと言うものは表面化されて
いなかったと思う。70年代初頭はデカヘッドのストラトでブラック
ボディーというのがトレードマークであったが、この頃は良く赤系の
ギターを良く使っていた。また、コントロール部でもギルモアの特徴が
出ており、センタートーン部には「EMG/EXG」を、フロント・トーン部
には「EMG/SPC」を搭載し、あの図太いウーマントーンを出していた。
しかし、これだけのアクティブ回路全開にしても、「SHINE ON YOU〜」
のイントロでは全くアクティブ感を感じさせない音色を作り出している
のが、彼の天才的な素質とも言えよう。また、使用しているエフェクター
等はメールマガジン・第1号を確認すると凄さが更にわかります。
また、最近のギルモアであるが、先日の「LIVE8」でのロジャー・
ウォータースとの仲直りライブも記憶に新しい。しかし、その後のイン
タビューで、2度とピンクフロイドでのライブ活動は無いと断言している。
と同時に自身の久々のアルバム「ON THE ISLAND」発売後、TOURに
出ている。このライブも鋭いらしく、仕掛けや映像効果等は控えめで
あるが、フロイドの曲全開で全米各地でチケットが売り切れたそうだ。
とにかく日本に来て、再びあのストラト・トーンを聞かせて欲しい！
by J.S
「P.U.L.S.E / PINK FLOYD」
1.SHINE ON YOU CRAZY DIAMOND(CONSERT VERSION)
2.LEARNING TO FLY
3.HIGH HOPE
4.TAKE IT BACK
5.COMING BACK TO LIFE
6.SORROW
7.KEEP TALKING
8.ANOTEHR BRICK IN THE WALL(PART 2)
9.ONE OF THESE DAYS
[THE DARK SIDE OF THE MOON]
10.SPEAK TO ME
11.BREATHE IN THE AIR
12.ON THE RUN
13.TIME
14.THE GREAT GIG IN THE SKY
15.MONEY
16.US AND THEM
17.ANY COLOUR YOU LIKE
18.BRAIN DAMEGE
19.ECLIPSE
[ENCORES]
20.WISH YOU WERE HERE
21.COMFORTABLY NUMB
22.RUN LIKE HELL
David Gilmour (G,Vo)
Nick Mason (Dr)
Richard Wright (Key,Vo)
|
LD版「P.U.L.S.E」
DVD版「P.U.L.S.E」デイブのソロアルバム・インナー入り
「P.U.L.S.E」いろいろ！上からアナログ盤「P.U.L.S.E」
真中が初回CD「P.U.L.S.E」、一番下が紙ジャケ仕様CD「P.U.L.S.E」
キャンディー・レッドを持つデイブ掲載雑誌
ツアーケースが物凄い！
|
