 ザックとSD-1.箱の上は彼の使用ピック
 プロモーションツアーのスタッフパス
 津田沼店での激プレイのZAKK!
 只今、リハーサル中
| 1998年11月1日 イシバシ楽器津田沼店・スタジオプラネット
来日アーティストとエフェクター、最終話はザック・ワイルドの登場です。98年の10月、 千葉地区に初めてイシバシ楽器がオープンすることになり、10月31日にめでたくイシバシ 楽器の津田沼店がオープンした。その時にオープニングイベントに駆けつけてくれたのが なんとザック・ワイルドであった。当時のレコード会社、日本フォノグラム(現ユニバー サル・ミュージック)の担当ディレクターとザックの友人が仲介してくれて実現したイベ ントである。丁度この時、ザックの新バンド「ブラック・ラベル・ソサエティー」のデビュー アルバム「ソニック・ブリュー」のプロモーションを兼ねての来日となった。
オープン2日目の11月1日、御茶ノ水ロックサイドにてインストアライブ終了後、バスにて 津田沼に移動。この間、朝からザックは約20本近くのビールを飲んでおり、彼にとっては ほろ酔い気分で津田沼に到着した。駅前から少し離れたところは畑がいっぱいの津田沼に あのザック・ワイルドが来ると言う事で、駅前にある津田沼店はパニック状態。限定で60人 しか入れないスタジオを酸欠満タン状態でファンはザックを待っていた。
到着するや否やザックは控え室でウォームアップ開始。今まで酔っ払っていたのが嘘の ような状態でギターを弾きまくった。そしていよいよスタジオへ入場。いままでいろいろな イベントに立ち会ってきたが、これほど初っ端から盛り上がったのは初めてである。 トークショーを前にまずは一発、ギターソロを披露。真近でザックが見れる事で来場者は皆 目を丸くして見ていたのがとても印象的であった。この時使用していたギターは新たに ”ブルズ”LPに仲間入りしたブラックにミラーサークルのLP CUSTOMにアンプはマーシャル、 そして足元に並んだエフェクターはJ/D GCB-95、ROTO VIBE、そしてSD-1であった。 オジーの時から必ず足元に並んでいたSD-1は殆どドライブレベルが上がっていない。 レベルを上げることでソロの時に厚みを持たす使い方を常にしていた。ONになった時は誰もが 納得するザック・サウンドが大爆音で耳に入った。トークショーを終え、最後にもソロを聞かせ 大満足のうち、アットという間に1時間半が過ぎた。ショー終了後、来場者に全てにサインを するなど、ファンにはたまらない一日であったろうと思う。
このイベントからザックはイシバシにとても友好的で、この後2〜3回当社に訪れてくれて いる。またイベントの翌年にザックとコラボで生まれた「SD-1」が写真のもの。中はザック 自身が気に入っている為、改造されていないが外はザック・カラー。写真のSD-1はザックが 所有していた3つのうちの1つで、「BULL#1」と記載されている。このSD-1は限定20台で CE-2と同時に発売された。あっという間の完売であったがザックとイシバシの掛け橋となった 一つといえる。現在、ザックは自らのバンド「ブラック・ラベル・ソサエティー」で活躍中 であるが、再びオジーのところでもギターを弾いている。また、近々来日してくれる事を 願って最終話としたい。
余談であるがザックがイシバシ楽器に作ってくれた”特製ギブソン・レスポール”が津田沼 店に飾ってある。世界に1本しかないこのギターは見る価値あり。ビールの王冠全開です。 是非、見に行ってください!
次回のメルマガから「映像の中の楽器達」が始まります。ご期待ください。
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