Ishibashi Mail Magazine Vol.8 2006年10月11日発行







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好評発売中!
2枚組ベストアルバム
「NEXT GATE 2006
TAKAKO & THE CRAZY BOYS」


「みんなに知って欲しいこと」/ 「CHANCE!(2006 Happy Step Version)」


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白井貴子ロックコラム「ROCK TONIGHT」 VOL.7



「Japanese Boys & Girls」



早くも10月。チラホラと師走の話題も耳にする季節となりました。時が経つのは

本当に早いですね!

昨年末から約10ヶ月の準備期間を経てバンド再始動に向けて頑張ってきた「TAKAKO &

THE CRAZY BOYS」の復活ライブツアー「NEXT GATE 2006」が今月7日からついに

18年ぶりに始まりました。

早くも私のHPのBBSには沢山のライブの感想の書き込みが続いていて、皆の思いに

つくづく「私はロックがやっぱり何をおいても一番!」と今さらながら自分の天職を

確認し、またバンドを再開して本当に良かった!と思いました。

各地、会場に遊びにきてくれた皆さん!本当にどうもありがとう!



私達自身はバッチリ準備態勢を整えての再出発でしたが、何しろ18年というあまりにも

長い年月の流れを経てのライブです。それだけに正直なところ「後はファンの皆がどう

受け止めてくれるか」の判断をもらうしかない!と覚悟を決めてステージに立ちましたが、

そんなニュートラルな思いとはうらはらに皆の凄い声援、また素敵な感想に涙が出る

ほどに今うれしい思いです。

 バンドをまた動かすことができて、私は本当に幸せ者だな〜。この「HAPPY」を今後

もっともっと全国各地の皆さんの所へ運ぶことが、私のこれからの大きな「夢」になり

ました。



 ツアーといっても今回は6箇所ということで、関東は勿論、遠く秋田や高知、福岡から

もファンの方が集合してくれました。久しぶりに来てくれた人の中では、「昔、大きな

ホールで米つぶくらいにしか見えなかったTAKAKO達がこんな近くにいるなんて感激です」

と喜んでもらったり、また「当時はまだ中学生でライブに行くことができなかったから、

ずっとラジオで録音したライブテープを聞いてました。だから今回ライブ初参加です!」

なんて人もいて、「よくぞ18年もの間、私を忘れないでいてくれた!」って感激でした。

沢山の「ロックンロールエンジェルキッズ」を生み出した私の責任としても、ずっと

頑張ってバンドを続けてゆかなければ!と思います。

ライブではこのコラムの発信地、石橋楽器の皆さんの協力で楽しいプレゼントもあるん

ですが、私の歌の「Japanese-Girls&Boys」の詩の中に,まるで石橋楽器のCMソングの

ようなこんな場面があります。



15の誕生日

パパに打ち明けた

「エレキが欲しい!」

「NO!」の一言に

海辺でバイトさ、

「No more Summertime!」



今回、大人になったファンの皆がこの場所になるとどんなことになるんだろう?

と思っていました。でもさすが!やんちゃな元Japanease Boys & Girlsの皆。久しぶり

でもこの場所で「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」ってしっかり大きな声で叫んでくれました!

 きっとファンの人の中にはこの18年で親になり、反対に「NO!」と言わなくては

ならないこともある立場の人も沢山いたと思うとかなり笑えちゃう!

皆ライブ会場で日々の役目から解放されて昔みたいにどんどん自由になるほどに、

自分が「しっかり大人」になったことで昔より曲の持つメッセージ「童心」に帰る

エネルギーが更に加速したように思えます。



「NEXT GATE」にしても、2コーラス目の「再びやってくるトライヤルのために!」

なんてくだりはまるで今回の再出発を予測していたかのような歌詞で怖いほど!

自分で作っておきながらも、音楽のその普遍的・リアルタイムな力に驚きです。

「Japanese」が生まれた80年代より、今は日本も外国の人が沢山増えました。歌詞は

「日本人」ですけど、是非、日本人でなくても「自信と誇りを持って」自分の国を思い

この曲を歌ってもらえたらな〜と思います。

クレイジーボーイズと共にこうしてツアーしていると、まるで18年の時の流れが

嘘のように思えて、なんだか昔の続きを生きているような錯覚すら覚えるツアーですが、

3日間のライブを終え、重い荷物を抱え自宅のある湘南に帰る中「海風」を感した時

思ったんです。「昔とは確実に違う!」って。

「野生のマーガレット」に出会い、アフリカで「人と音楽のルーツ」に触れたこの

18年の間ずっと「自分を包む大きな地球そして宇宙」の生命力をもらうように

「ON BEAT!」することを大切にして一歩ずつ歩いてきました。

その長い旅で体得した空気を愛する「ロックンロール」に今、吹き込むことができている!

重い荷物は昔のままだけど、それを支える私の心と体は「確実にたくましく成長している」

と気づいたからです。

もしかしたらやーっと私も幼い頃の「憧れ」だけの「ロック」からついに「自分のロック

へと」脱皮できたかも!?なんてうれしくなりました。

もがきにもがいた「あの日々」に感謝です。

皆さんもそれぞれの分野できっと「もがいて」いることと思います。

「もがけばもがいた分」きっといつか自分の「血となり肉となる」

栄養になることを信じて、日々、どうぞ頑張ってください!



さーてツアー後半戦の来週「21日・22日」は広島と福岡です。

みんな是非遊びにきて、めちゃくちゃ自由になって楽しんでくださいね!

10月6日から「GyaO」で放送されている幕末時代機関説アニメ「いろはにほへと」

のエンディング曲「愛の剣」もアルバム「NEXT GATE 2006」共々

応援よろしくお願いします。14日には朝のTV「知っとこ」にも出演します。

では来週!

                         TAKAKO SHIRAI



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