Ishibashi Mail Magazine

もう一度、この一枚を聞け! バックナンバー

「イシバシ・メールマガジン」初回発行以来、継続している人気コーナー”この1枚を聞け”の全てのバックナンバーを掲載しました。アルバム発売当時の時代背景やエピソードも満載!ややマニアックな一枚をもう一度要チェックです!


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この一枚を聞け! [GIVE US A WINK / SWEET]



GIVE US A WINK / SWEET

 今回、紹介するのは70年代活躍したイギリスのハードロックバンド、”SWEET”の1976年に発売したアルバム「GIVE US A WINK」を紹介いたしましょう。邦題は「甘い誘惑」と相変わらずどうしたらこうなるのって感じなんです(笑)

 70年代半ばに活躍したSWEETであるが、結成は1960年代後期と意外にツェッペリンとかと同じ時期に活動をしていたのである。ただツェッペリンと大きく違うところはSWEETはこの時代、アイドルポップスバンドとして活躍していたのだ。私はこの時代のSWEETは聞いた事がないが、やたらアイドルな衣装を着ていたのはなぜか覚えている。

 私がこのアルバムを始めて聞いた時、まず”QUEENに似てない?”と思ったのです。特にコーラスの入れ方などは初期のQUEENのハイトーンコーラスその物なのです。そして極めつけは格好です! グラムロックばりのギンギラ衣装にロンドンブーツ! まさにThis Is Hard Rockなのです。

 このアルバムを発売する1年前に”Fox On The Run”という曲がイギリス、アメリカ両国で大ヒットした。そして満を持して発売するこのアルバムには大きく期待がかかりましたが、その期待を跳ね除ける物をSWEETは出してきたのです。国によって曲順が若干違いましたが、私が手にしたのは日本盤のLPでした。まず。ジャケットにビックリ! ツェッペリンIIIのジャケットがくるくる回る仕様になっていたのに対抗するかのように、このアルバムは目がウインクするようになっていた。お金かかってるよね〜!

 A面に針を落とすと1曲目の”Action”が始まる。これでまずノックアウト(古っ)激人気のバンドではないがこの曲はロック史上に残る曲ではないかと私は思うのです。後にデフ・レパードがカバーしたのは有名な話だが、どちらかというとB級メタルバンド(失礼)の”RAVEN”がカバーしたヴァージョンの方が疾走感があって私は好きだ。

 アルバム全般的にいえることだが、コーラスを含め、多重録音されている曲が非常に多いので、ライブでは再現できないのではという不安もある。実際、76年に来日しているので、そのときに確認できるなと思っていたが、同時期に来日したBACHMAN TURNER OVERDRIVEのチケットを買ってしまい、行けなかったのが良い思い出でもあります。

 この間、YOU TUBEにてSWEETのPVを発見! ”ACTION”でもあったため、ライブと期待しながら見てみるとアテブリの映像でガッカリでした。しかも映像内で弾いているビザールなギターではあの重厚な音は出ないでしょうというオマケも付いてました。(笑)

 80年代に入るとバンドは人気もイマイチになり、その後は解散や再結成を繰り返していると聞いている。最近思うのだが再結成するのはウェルカムである。ただ、それなりのクオリティーを保って再結成して欲しいのがファンの望みでもある。これならソロでやっていた方が良いんじゃないという再結成が増えているようにも思えるのは私だけなのかな〜?! とにかくこの1枚を聞け!!

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