YAMAHA THR10 日本が世界に誇る「YAMAHA」から、これまでのギターアンプの常識を覆し、新しいコンセプトの基に開発された新型アンプとして発売されたTHRシリーズ。THRが"第3"を意味する"Third"からインスパイアされた製品名である事からもYAMAHAが新次元のアンプを目指した事が伺え、5w仕様のTHR5、そして今回紹介する10w仕様のTHR10の2種類がリリースされている。
ヤマハのギターアンプといえば、FシリーズやDGシリーズなど歴代の名器が名を連ねるが、THRの開発経緯としてその技術とノウハウを継承しつつも現代のギタリストのためのギターアンプのあり方を追求。DTM等で多様化するギタリストのスタイルを模索する中で、「ギターアンプを床から机に上げる」ことをテーマとし、コンパクトでありながらもオーディオとしての高品位な音楽再生にも対応する等、オフステージでの演奏に必要な全てが凝縮され、発売以来絶大な人気を集めている。
まず目を引くのが、「レトロ」というキーワードを大切にしたというデザイン。一昔のラジオとも取れる個性的なデザインは、試作段階で「何かの測定器?」という声もあったというが、真空管を模してオレンジに光るイルミネーション「バーチャル・チューブ・イルミネーション」は、開発者が絶対に譲れなかったポイントとしている程の拘りで、電源を入れるとゆっくりと明るくなる真空管アンプ的なニュアンスがギタリストの心をグッと掴んで離さない。
そして今回の動画撮影時、ギターサウンドもさることながらMP3プレイヤーを接続してAUX INから音楽を再生させた際に、イシバシ撮影チームも思わず驚愕した程の圧倒的なサウンドクオリティーを誇るTHR10には、フルレンジスピーカーが2基搭載されている。ギターアンプとオーディオという異なる特性が求められる要素を同じスピーカーで両立。楽器メーカーであると同時に世界トップレベルのオーディオメーカーでもあるヤマハのギターアンプのエンジニアとオーディオのエンジニアによる共同開発だからこそ実現可能なった、THRの最大の魅力である。
THR10仕様
搭載アンプシミュレーション | CLEAN, CRUNCH, LEAD, BRIT HI, MODERN, BASS, ACO, FLAT |
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搭載エフェクト | CHORUS, FLANGER, PHASER, TREMOLO, DELAY, DELAY/REVERB, SPRING REVERB, HALL REVERB, *COMPRESSOR, *NOISE GATE (*の印がついているエフェクトはTHR Editor上でのみ使用可能です) |
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クロマチックチューナー | 内蔵 |
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接続端子 | INPUT、PHONES、AUX IN、USB |
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コントロール | AMP, GAIN, MASTER, BASS, MIDDLE, TREBLE, EFFECT, DLY/REV, GUITAR OUTPUT, USB/AUX OUTPUT, USER MEMORYスイッチ x 5, TAP/TUNERスイッチ |
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A/Dコンバーター | 24 ビット+3 ビットフローティング |
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D/Aコンバーター | 24 ビット |
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サンプリング周波数 | 44.1kHz |
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メモリー数 | ユーザーメモリー × 5 |
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定格出力 | 10W(5W+5W) |
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スピーカー | 8cmフルレンジ x 2 |
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電源 | 電源アダプターまたは電池(単三形アルカリ電池またはニッケル水素電池 [eneloop]×8本)で駆動 |
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寸法(W×H×D) | 360×183.5×140mm |
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重量 | 2.8kg |
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付属品 | 電源アダプター、USBケーブル、ステレオミニケーブル、Cubase AI DVD-ROM、取扱説明書 |
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