Ishibashi Mail Magazine

Ishibashi Mail Magazine Vol.65

映像の中の楽器たち [Chapter:47 GO HOME -LIVE FROM SLANE CASTLE IRELAND- / U2]


今回の映像は2001年、アルバム「All That You Can't Leave Behind 」ツアーの母国アイルランド・ダブリン公演を収めた映像である。場所はスレーン・キャッスルという城の広場。観衆の数は8万人以上という地元ならでは盛り上がりが映像からわかる。

 「All That You Can't Leave Behind 」のアルバム発売時のツアーでは来日していないことからこのツアーの映像は必見である。しかも地元ということもあり、観客のノリは半端ではない。ジャケットをみてもわかるがバカ騒ぎ状態であることは間違いない。そしてU2の登場シーンは何時見てもカッコイイ!オープニング曲”ELEVATION”のSEが流れ始め、それとなくメンバーが歩いてステージへ。そして、エッジが楽器を肩にかけ、ボノが聴衆をあおりSEの流れで1曲目に突入していく。流れがカッコよすぎるのだ。(見ればわかります!)

 そしてこの映像でもエッジはありとあらゆるギターを持ちかえる。1曲目”ELEVATION”では最近お気に入りとみえるギブソンSG。ヴィブラート付きのものだがヴィンテージではなさそう。そしてお次はギブソン・エクスプローラーで80年代に使っていたものとは違うようだ。ギブソンのゴールドトップLPも使った後は、昔から使用していたクリームのレスポールカスタムが登場。前半に演奏された新し目の曲にはギブソンを使用し、後半の定番曲に行くにしたがってフェンダー・テレキャスターやストラトキャスターが登場してくる。それと後半にフェルナンデスのギターを使用するのも注目したい。また、エフェクトも凄くて後ろにはエフェクターラックの山!そしてコンパクト・エフェクターもBOSSやエレクトロ・ハーモニクス等がやたらとセットアップしているのが映像で確認できます。
エッジがピアノを弾くシーンではヤマハCP-70も登場しますので要チェックです。。

 ベースのアダムはほとんどフェンダーのジャズベースを使用。メイプルネックになっているところが特徴的。この他にもLAKLANDのベースも使用している。プレイスタイルは至って寡黙。それがまた男らしいのです。ドラムのラリーはヤマハ&パイステドラマー。1タム、2フロアタム、1バスドラムであるがフロアタムの1つがハイハットの横にあるなど変則的なセットアップになっている。

 バンドの活動が最近政治色が濃くなり、ボノにおいては日本の首相に会うなど違うステージでもしっかり活動をしている。バンドそのものが大きくなりすぎているため小さな会場では見る事が出来ないだろうが、是非日本にまた来て欲しい。そして”WHERE THE RTREETS HAVE NO NAME”で拳をあげ、”ALL I WANT IS YOU”で一緒に大合唱したいッス。何せ最後に見たのはもう20年も前になるもので・・・


[GO HOME -LIVE FROM SLANE CASTLE IRELAND- / U2]

1. Elevation
2. Beautiful Day
3. Until the End of the World
4. New Year's Day
5. Out of Control
6. Sunday Bloody Sunday
7. Wake Up Dead Man
8. Stuck in a Moment You Can't Get Out Of
9. Kite
10. Angel of Harlem
11. Desire
12. Staring at the Sun
13. All I Want Is You
14. Where the Streets Have No Name
15. Pride (In the Name of Love)
16. Bullet the Blue Sky
17. With or Without You
18. One
19. Walk On

Bono (Vo/Gt)
The Edge (Gt/Piano/Vo)
Adam Clayton (Ba)
Larry Mullen (Dr/Perc)
輸入版でも豪華2重ジャケ
輸入版でも豪華2重ジャケ

何年頃かは不明だがEDGEのエフェクターボード
何年頃かは不明だがEDGEのエフェクターボード

最後に見た89年ドーム公演チケット
最後に見た89年ドーム公演チケット

この映像も忘れてはイケナイ!
この映像も忘れてはイケナイ!