Ishibashi Mail Magazine Vol.48
Ishibashi Mail Magazine Vol.48
| 今回の映像は強力なメンバーで再び活動をはじめたホワイトスネイクの最新映像を紹介しよう。最新といっても2004年10月にロンドンで行われたライブ映像である。 中心人物のヴォーカル、デヴィッド・カバーデルは76年にディープパープルが解散したあと、ほぼ全ての活動をホワイトスネイクに費やしてきたと言っても過言ではない。87年に名盤「WHITESNAKE」を発売するが、このアルバムでのギターリスト、ジョン・サイクスもすぐに脱退、後にエイドリアン・ヴァンデンバーグ、ヴィヴィアン・キャンベル、スティーブ・ヴァイといった凄腕ギターリストを加入させるが長続きはしなかった。そして94年に事実上の活動停止となる。そして約10年後の2003年にこの映像のメンバーで再集結となる。結成した当時のメンバーは一人も居ないが、カバーデルがいればホワイトスネイクなのである。 そしてこの映像のオープニングがまたビックリ！パープルの名曲、”BURN”からのスタートとなる。このバンドはホワイトスネイクなんじゃないのとツッコミたくなるが、そこはお祭り騒ぎということで楽しめればイイのです。そしてその”BURN"のエンディング近くにはしっかりと”STORMBRINGER"もメドレーで入れてくるところなど、パープル・ファンにとっても楽しめる点である。 更にバンドのメンバーもスゴイ人揃いだ。ギターには最近までDIOで弾いていたダグ・アルドリッジ、もう一人のギターがウインガー、ドッケンにいたレブ・ビーチ、ベースはブルーマーダー、テッド・ニュージェント・バンドにいたマルコ・メンドーサ、キーボードにティモシー・ドゥルリー、そしてドラムにはコージー・パウエルに続く渡り鳥ドラマー、トミー・アルドリッジである。そして映像の中でダグの使用しているギターは全てギブソン・レスポール。前半は73年製のカスタムで、中盤は58年リイッシュのサンバースト、そして後半は57年リイッシュのゴールドトップと使い分けている。最近まではストラト使用が目立っていたがスネイクではレスポールのみのようである。もう一人のギター、レブ・ビーチはShurのカスタムギターを使用している。また、ステージ後方にはハードロックの代名詞ともいえるマーシャルのスタックが所狭しと並べられているのがカッコイイ！ そしてドラマーのトミー・アルドリッジのことも少し触れておきたい。彼は根っからのヤマハ・ドラマーである。70年代にパット・トラバース・バンドにいた時代からヤマハを使用している。この映像の中のセットもヤマハであるが特徴としては全てヴィンテージ・ウッド・フープを使用しており、この映像の後の活動からバスドラの前にサブキックも装備している。彼のドラムソロは何時聞いても同じパターンであるがあの年になっても昔と同じスピードとパワーで叩けるのは尋常ではない！（この映像の時ナント54歳である） そしてその新生ホワイトスネイクが10月に来日する。しかもデフ・レパードとのダブルヘッドライナー・ライブである。一つ残念なのがスネイクのリズム隊がこの映像時とまるっきり違う。そうアルドリッジが来ないんです（トホホ）あの強力ソロを聞きたかったんですが、そこはエイジレス・ヴォーカリストが見れれば良いかなと思っています。この記事を書いている時、私の崇拝する永チャンが今年はツアーをやらないという悲しいニュースが・・・。だったらスネイクで盛り上がるしかなさそうだ。しかもジューダスも来日というニュースが・・・首が痛くなりそうです。 [LIVE:IN THE STILL OE THE NIGHT / WHITESNAKE] 1.Burn 2.Bad Boy 3.Love Ain't No Stranger 4.Ready An' Willing 5.Is This Love 6.Give Me All Your Love 7.Judgement Day 8.Blues For Mylene 9.Snake Dance 10.Cryin' In The Rain 11.Ain't No Love In The Heart Of The City 12.Don't Break My Heart Again 13.Fool For Your Lovin' 14.Here I Go Again 15.Take Me With You 16.Still Of The Night David Coverdale (Lead Vo) Doug Aldrich (Gt,Vo) Reb Beach (Gt,Vo) Timothy Drury (Key,Vo) Marco Mendoza (Ba,Vo) Tommy Aldridge (Dr) |  初来日公演チケット。この劇場もうありません！  紙ジャケ化されたが、最近更に高音質のSHM-CD化に！  このアルドリッジ教則ビデオも最強！ |
