1950年代～60年代の古き良き黄金時代のギブソンのあるべき姿を限りなく追求しています。トーン、プレイアビリティはもちろんのことルックス面でも、一切の妥協を廃した真摯な姿勢でオリジナルレスポールを追及しており、以前のヒストリックコレクションモデルの品質をはるかに凌駕したものとなっています。現在に至るまで度重なるリファインを経て、完成されたモデルはプロやアマチュアを問わず、ヴィンテージに精通する 世界中のプレイヤー/コレクターから高い支持を得ています。まさに究極で精巧なヒストリック・リイシューであることに疑いの余地はないでしょう。私どもスタッフとしましては皆様が生涯の相棒として相応しいスペシャルな一本に巡り合えることを望んでやみません。
それでは最新入荷のおすすめアイテムをご紹介いたしましょう。
Historic Collectionシリーズのネクストレヴェルにあたるモデルとして、2015年からリリースしたギブソン最高峰モデルです。 トゥルーヒストリックは年間での製作本数に上限を定めることで、製作工程の大幅な見直しを行い、ボディマテリアルのグレードも含め、かつてない次元のカスタムショップクオリティを追求しています。2016年も製作本数に上限を決め、限りなく絞ることで最上級のクオリティを維持しています。さらにギブソンカスタムのなかでも熟達した限られた精鋭スタッフが製作を担っており、「オリジナルヴィンテージ」に肉薄する数々のアップデートを実現した最も精巧なヒストリック・リイシューです。
ヒストリックセレクトとは、現地ギブソンファクトリーにてセレクトした木材の使用や、カスタムカラー、ピックアップ、ハードウェアなどのオプション指定を可能としたトゥルーヒストリックと対をなす最高峰モデルの一つです。 True Historicの全てのベネフィット、驚異的なクオリティーの高さはそのままにカスタムされるヒストリックセレクトはルックス・サウンドなどすべての面において、以前のモデルの品質をはるかに凌駕しています。まさに究極のレスポールと言えるでしょう。モデルに制限のあるトゥルーヒストリックに比べ、現地ファクトリーにて1,000枚を優に越える膨大な量のパレットから、ジャパンディーラーが一丸となって木材を選びカスタムオーダーするHistoric SelectはTrue Historicとは違った魅力がございます。
≫True Historic / Historic Select Series 専用メタルプレート
True Historic / Historic Select Seriesそれぞれに専用のデザインが施されたスイッチバックパネル。(※一部対象外) 大変精巧に作られており、高級感を演出します。(※メタルプレートの他に通常のブラックプレートが付属)
≫True Historic / Historic Select Series 専用シリアルナンバー
2016年モデルは「True Historic」と「Historic Select」差別化が無くなり、ヴィンテージシリアルを採用。
≫Pickup / Gloss・Aged Hardware パーツ採用
Vintage GlossフィニッシュからAgedフィニッシュ等すべてのモデルにGloss or Aged Hardware パーツ採用。 ピックアップは、アルニコ3マグネットでターン数をやや変えたコイルを組み合わせたカスタムバッカーを搭載。指板エンドとピックアップのマウントリング部分の隙間を設けることも2015年モデルからの特徴です。 ヴィンテージレスポールに見られるこのスペースまで緻密に再現することにより、ピュアなオリジナルサウンドを追求しています。さらに2016年のピックアップカバーには2種類のタイプが存在。角が滑らかなカバー・角ばったカバーがランダムに搭載されています。
≫Double-Carved Top and Hide Glue Top Construction
従来のCNCルーターによるシングルステップのラフカーヴィングと、スラックベルトを使用したシェイピングによる工程からの変更が施されました。ダブルステップのCNCラフカーヴィングと、手仕上げのサンディングを融合させることにより、長時間かけて1950年代特有の優美なボディカーブの曲面を再現することに成功。2013年から導入されたハイドグルー（ニカワ）によるラミネイトをボディ部分にも採用しました。塗装に関しても、ハンドスプレーのテクニック、ドライサンディング、ウエットサンディングの途中工程を含めた全てのプロセスを見直すことによりオーセンティックな塗装を実現。 ボディ本来の鳴りを向上させ、フィニッシュの透明度を高めた仕上がりとなっています。
≫Double-Carved Neck and Rolled Fingerboad Binding
ボディカーブと同様に、ダブルステップのCNCラフカーヴィングと、手仕上げのサンディングを融合。 角張ったエッジを落としこむロールド・バインディング加工により、オールドのレスポールに特有な手に良く馴染む絶妙なグリップ感を実現しています。バインディングのスクレイププロセス、フレットや指板のドレッシングにも見直しが行われ、非常にスムースなフィーリングとなっています。ホリーウッドのヘッドヴェニアもオリジナル同様に約0.3mmほど薄い突板へ変更され、各部に手作業のシェイピングステップを追加することにより、ヘッド外周など各部のエッジが更にリアルな雰囲気となっております。 ネックシェイプに関してはエドウィン・ウィルソン氏監修の元、膨大なヴィンテージレスポールから3Dデータをスキャンし、エドウィン・ウィルソン氏本人が最も各年代のシェイプに相応しいと感じたレスポールのシェイプを採用していることにより、オールドのレスポールに特有な手に良く馴染む絶妙なグリップ感、スムースなフィーリングが得られます。またヴィンテージを弾いた時にプレイヤーが感じるフィーリング、趣といった感覚的なところまで含めて、プレイアビリティには非常に拘っている感じが伝わってきます。
≫True Historic Plastics and Pickup Covers
2015年にギブソンカスタムが莫大な予算を投じたのがトゥルーヒストリック・パーツ。2016年も引継ぎ、スイッチプレート、ジャック・プレート、ピックガード、エスカッション、ノブ、ピックアップカバーなど、細部までパーツのリファインが行われています。外観的な形状のみに留まらず、ABS樹脂のプライ数や、製造工程、エッジテーパー、研磨工程、メッキ層までヒストリカリー・アキュレイトな質感をリクリエイトしています。また、組み込み後には手間のかかるファイナルセットアップのプロセスが追加されており、トゥルーヒストリック・シリーズを手に取ったプレイヤーが最初から最高のフィーリングで演奏を楽しめるように配慮されています。 2016年はピックアップカバーと同様にスイッチノブにType1・Type2が存在。色味が違うスイッチノブがランダムに入っているのもギブソンファンには堪らないところでしょう。
≫「Historic Select」トップ杢材選定
1,000枚を超えるパレットの中からイシバシスタッフが選んだ杢材。これがどんな仕上がりになるか非常に楽しみです。
≫「Historic Select」指板材選定
こちらの指板も、多くの杢材が用意されている中から選び抜いたモノを使用し、オーダーしました。
2016年NEWシリーズ、スタンダードヒストリック。現在でも根強い人気を誇る2014年仕様のヒストリックコレクションを世襲したモデルです。ネックジョイントだけではなく、フィンガーボードの接着にも伝統的なハイドグルー（ニカワ）を採用。さらにサウンドへ大きな影響を与えるロングスタッド＆ロングアンカー、オールドスタイルのチューブレス・トラスロッドなど、2014年モデルと同等のリファインが施されています。また、現地ナッシュビルにてジャパンディーラーが一丸となって木材を選定し、ピックアップにE-buckerを搭載するなどカスタムしたモデルも存在しています。 従来のモデルに比べ、カスタムの自由度も高く、ギブソンカスタムが自信を持って送り出すニューモデルです。
≫Standard Historic Series 専用メタルプレート
スタンダード・ヒストリック・シリーズにはこのメダリオン・スイッチプレートが取り付けられています。故オーヴィル・ヘンリー・ギブソンがミシガン州カラマズーでマンドリンの製作をスタートした年の「EST.1894」とGibson Custom ロゴがシンプルにデザインされています。(※メタルプレートの他に通常のブラックプレートが付属しています。)
≫Long Stud & Insert
ブリッジテイルピースのスタッド、インサートともにスティール製のロングタイプを採用。ギブソンカスタムが数多くのヴィンテージを調査検証した結果として、いずれもサイズ/形状がリファインされています。ブリッジテイルピース部は、直接弦が触れる部分ですのでギター本体のサウンドに大きく影響を及ぼすパーツです。（※一部モデルを除く）
≫Hot Hide Glue Fit
スタンダード・ヒストリック・シリーズでは、ネックジョイントと指板面の接着にHide Glue（にかわ）が採用されています。古くから高級家具や工芸品、クラシック楽器に使用されてきた伝統的な自然素材による接着方法ですが、その接着力は強力でありながら、湯煎や温度管理の必要があるなど、現代の接着剤と比較すると生産面で効率的ではありません。しかし、ギブソンカスタムではあえてその手間の掛かる手法を用いることで、楽器の品質を1950-1960年代のヴィンテージにより一層近づけることに成功しています。ハイドグルーによる接着は、接着面が非常にタイトになり、ダイレクトな弦振動の伝達が素晴らしいヴァイブレーションを生み出しています。
≫Custom Bucker Pickups
ギブソンカスタムでは、ヴィンテージのギブソン・ハムバッカ―（通称P.A.F.）の素材、仕様、生産工程はもちろん、その経年変化に至るまで、多角的に研究を継続しています。これまで数多くのアーティストや、コレクターが所有する貴重なオールド・ギターを調査してきたギブソンカスタムの豊富なデータに基づき、ヴィンテージトーンの再現というコンセプトに特化して開発された新型ピックアップが、カスタムバッカ―・ピックアップです。コイルターン数のアンマッチというバーストバッカ―の基本構造は受け継ぎつつ、アルニコ3マグネットとそのサイズ、ワイアーのマテリアル等々の細部に至るまでにこだわり抜いてアップデートされております。
≫Kluson Deluxe machine heads Green Key
従来使用していたものと比較して、少し透明がかったペグボタンとなったのが特徴で、操作性・ルックス・素材感のいずれの面でも一層当時のクルーソン・マシンヘッド・チューニング・キーへと近い仕上がりに改良されています。こちらのチューナーは主にスタンダード・ヒストリック、トゥルー・ヒストリック、ヒストリック・セレクトに採用されています。(※一部モデルを除く）
≫Historic Truss Rod Assembly no tubing
これまで使用されてきたトラスロッドからビニールチューブを廃し、剥き出しのスティール・ロッドへと変更されました。今回はハーフムーン・ワッシャーやアンカー部分まで1950年代の素材・形状を再現しております。目に見える部分ではありませんが、ネック中心部の改良ですので、ギターのトーンにも非常に大きな影響を及ぼしていると考えることができます。
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