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[照屋林賢の「沖縄三線入門」]   [寿の「はじめての沖縄三線」]

<世界に向けて発信されている沖縄音楽の代表楽器>
三線(サンシンと読む/三絃とも書く)は沖縄音楽の花形楽器。 沖縄ではこの楽器も三味線と呼んでいます。三味線という呼び名こそ本土から沖縄へ逆輸入されたものですが、本土の三味線のルーツは沖縄の三線なのです。 本土では長らくジャミセン(蛇味線)やジャビセン(蛇皮線)といった呼び方をされていましたが、これは本土独特のもので沖縄では使われないものです。 さてこの三線は「島唄」のヒットでお馴染みのBOOMの宮沢和史をはじめ、オリジナルラヴの田島貴男、 ソウル・フラワー・モノノケ・サミットの中川敬、HEATWAVEの山口洋、 元ボ・ガンボスのどんと(現在沖縄在住)など沖縄音楽に造詣のある本土のミュージシャンも使用しています。 海外ではライ・クーダーが所有していることも良く知られるところですし、ボブ・ブローズマンも平安隆と制作したCDの中で三線を弾いています。 喜納昌吉&チャンプルーズ、りんけんバンド、ネーネーズといったアーティストの活躍、 大阪や東京など主要都市での琉球フェスティバルの開催などによって、沖縄音楽、三線の音を聴く機会が増えました。 そして今や海外の大型CDショップでも喜納昌吉、ネーネーズ、嘉手苅林昌などの作品が売られているのです。 そういえばイギリスのクラブ・シーンから登場したタルヴィン・シンの"OK"でも、 ネーネーズの歌声とともに三線の音がしっかりフィーチャーされていましたね。


<三線の歴史と本土の三味線との違い>
ところで三線と良く似た楽器が中国にあります。 サムシェン(三絃)と言われる物で全長は沖縄の三線より長いですが、胴にニシキヘビの皮を使用しており弦も三本で全体の形状もそっくりです。 このふたつの楽器が近い親戚であることは容易に想像ができます。なお沖縄にニシキヘビはいません。 当然ながらその皮はずうっと南方から輸入し続けているわけです。 また中国のサムシェンのルーツは遡るとイランのセタール(三本の弦を意味する楽器→インドではシタールに発展)という説もありますが、 決定打には欠けるようです。いずれにしても一般的にこの中国のサムシェンが14世紀頃中国からの移民とともに沖縄に伝わり、 その後独自の工夫がほどこされ今日に至っていると言われています。 そして前述のようにこの沖縄の三線が15、6世紀頃大阪の堺に渡り本土における三味線が生まれたと言われているのです。 本土ではニシキヘビの皮の入手が容易でなかったため胴に犬や猫の皮を使用することにしたようです。また本土の三味線は三線よりも大型です。 チューニングはどちらも共通しています。構造上のもうひとつの違いはさわりの有無です。 さわりとは日本の琵琶にすでに用いられていたしくみで開放弦をわざとびびらせて余韻を残そうというものです。 そう、あの「ビヤーン」という音はさわりによって生み出されているのです。前述のシタールにも同様のしくみがあります。 本土の三味線では一番太い弦にさわりがありますが、三線にはそれがありません。 そのため三線の方が本土の三味線と比較してバンジョーにも通じるパーカッシヴなサウンドに聞こえます。


<三線の弾き方>
三線はギターなど一般的な撥弦楽器を演奏できる方ならそう難しくはない楽器と言えます。 どちらかというと演奏方法より、沖縄の島唄をどれだけ良く知っているかがそれらしく弾くことのポイントになりましょう。  三線は棹(ソーと読む/ギターでいうネック)が地面に対して45度になるよう構えます。 そして天(ギターでいうヘッドの上部表面)の部分が肩の高さに来るようにします。 右手には爪(チミ)を持ち絃(チル)をはじきます。人によっては指で直接弾いたりまたギター用のピックを使うという場合もあるようです。 基本的に装飾音以外はダウン・ピッキングになります。また左手の運指で特徴的なのは薬指を使わないということです。  なお三線にはギターでいうところのストラップというものは存在しません。軽い楽器なので立って演奏する場合脇に挟むのが普通です。 またバンド・アンサンブルでの使用を考えてアンプリファイズしたい場合は、市販のパテで貼り付けるタイプのピエゾ・ピックアップを用いると良いでしょう。

<三線の紹介>

◆ハードケースに収められた三線
◆沖縄三線の各部のアップ

◆範(からくい/ペグ)、歌口(ナット)部分

◆ニシキヘビの皮を使用した胴表面

◆糸掛(いとかけ/ギターでいうテール・ピース)

◆棹(そー/ネック)と胴の接合部分

◆胴(ちーが/ボディ)側面

◆爪(ちみ)

◆爪の持ち方

◆爪の持ち方アップ


<イシバシ三線セットのご案内>
有名琉球楽器専門店店主の手作り!
イシバシWEB SHOPスペシャル三線セット
(今ならWEB SHOPだけのオマケ三板(\2,500)付き!)
販売価格\59,800(税別)


1.三線(琉球楽器専門店特製/本蛇皮、柚木使用)
2.ハード・ケース
3.クロマチック・ピッチ・パイプ
4.教則ビデオ「はじめての沖縄三線/寿」
5.換え絃(1セット)
6.予備の駒
7.爪
8.三板(三板はWEB SHOPだけの限定サービス品です)
 イシバシでは三線、沖縄音楽に挑戦してみたい方のために三線セットを用意いたしました。 お手頃な価格ながら、本体は那覇市内の有名琉球楽器専門店のご主人自らが製作した手工品です。蛇皮(ニシキヘビ)を使用、胴と棹材は柚木です。 また範(糸巻き)に黒木(=黒檀)と象牙を使用し、棹の仕上げは漆塗りという本格派です。丁寧に使えば一生ものの楽器です。
 なお長らくの使用に際しては乾燥、風化、摩耗などにより蛇皮に割れが発生することもございますが、 素材の特製上いたしかたないことです。石橋楽器店では皮の張り替え修理も承りますので末永くご使用いただけます。
*三線はひとつひとつ手作りの楽器です。 品切れの場合次の入荷まで3〜4週間ほどお待ちいただく場合があります。
*また蛇皮は大変デリケートな素材です。 特に日本本土の気候下では、単板のアコースティック・ギターと同様に乾燥に対する十分な気配りが必要です。 風通し良く、ある程度の湿度がある場所に保管するよう心がけてください。 場合によっては蛇皮が割れることがございますが、蛇皮の割れについては保証期間であっても実費修理とさせていただきます。 予めご了承ください。


こちらの商品はイシバシWEB SHOPにてお求め頂けます。


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