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1.YAMAHA VINTAGE SYNTHESIZER VIDEO
2.ROLAND VINTAGE SYNTHESIZER VIDEO
3.KORG VINTAGE SINTHESYZER VIDEO
イシバシ・メールマガジン(当時は「電脳かわら版」と呼んでいた)の1コーナー、
「懐かしのシンセサイザー/キーボード」をお読みの方から多くの反響を頂き、
加筆、資料等を加えて当時のキーボードを紹介するサイトを立ち上げました。
コンテンツの製作はまだまだ途上と言わざるをえませんが、
地道に資料等を集めて気長に作製して行きたいと思います。
懐かしい話題、資料等ありましたら是非ご連絡下さい。
さて、話は大体1975年頃からスタート致します。
ご紹介する製品の発売時期が多少前後しているかも知れませんが、
その点何卒ご容赦下さい。
筆者がシンセサイザーと云う言葉を初めて聞いたのは、
もう三十数年前になります。高校生の頃、深夜のラジオ番組で富田勲氏のアルバム
「火の鳥(だったと思う)」がアメリカで大きな話題を呼んでいるという事と、
その演奏がシンセサイザーという楽器のみで演奏された事などを伝えていたのですが、
その曲を聴いた私は、実際のところどれがシンセサイザーの音で、
どれが普通の楽器や自然界の音か全く分かりませんでした。
おまけに超の付く田舎で育った私には、シンセサイザーなど目にすることは夢のまた夢で、
只々その凄さと摩訶不思議な力を想像するだけでした。
夢かなってイシバシに入社した私は、お茶の水のロックサイドに配属されます。
当時のロックサイドはエレキギター、ドラム、アンプ等がメインの店舗でしたが、
その2階に輸入ギター、輸入アンプの売場があり、その片隅にキーボードも展示されていました。
そしてどう言うワケか新人の私は、その2階を手伝う様に云われます。
必然的に(電気ピアノ等の)キーボードやシンセサイザーとの付き合いが始まり、
それ以降数年に渡ってシンセサイザーを初めとする電子楽器の担当を仰せつかる事となったのでした。
当時の売場に展示してあったシンセサイザーは、ローランドのSH-3A、SH-5、
コルグのMini Korg、800DVなどほんの数点でした。世界的に見ても、
キーボードと言えば生ピアノやハモンドに代表されるオルガン類が主流で、
シンセサイザーはまだまだ特殊な楽器だった様に思います。
ピンク・フロイドやタンジェリン・ドリームなど、いわゆるプログレッシブ・バンドと
呼ばれた海外のバンドの中には、シンセサイザーの代名詞であるMOOGやARP、
EMSなどを使いこなしているバンドがありましたが、それは世界的に見てもまだまだ
少数派と言われた時代でした。
当時を知っている方には懐かしく思い出して頂ければと思います。
飛躍的進歩を遂げた現在の電子楽器しか知らない若い世代の方には、
そんな時代もあったのかと知って頂ければ結構です。
そして、その開発、販売、演奏に携わった全ての方々が、
全くの手探り状態の中で、今日の進歩と繁栄の礎を築いて来た事を少しでも理解して頂ければ、
筆者としてこれに勝る幸せはございません。感謝。(by S,Takizawa)
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