Academic Zone > なるほど簡単ギターマニュアル >ちょっとしたケア >

ちょっとしたケア



ギターは使えば汚れるものだよね。でも,練習の後ギターをケースにしまう前に ちょっとしたケアを心掛ければ,無用なトラブルが防止できて,弦の寿命も延びて, 見た目もきれいと一石三鳥なんだからやらない手はないよね。

まずボディやネックの塗装部分。ここにはギター・ポリッシュを使おう。 汚れ落としとつや出しができるものだ。ラッカー塗装のギターにはシリコン成分を 含まないものがお薦めだ。またハイテク新素材でできた特殊なクロスも注目株だ。 ポリッシュなどを使わなくてもすばやく汚れを拭き取ることができるというスグレモノだゾ。
弦には専用のスプレーもあるよ。すべりをよくし,サビを防ぐというものだ。 しかしやはりきれいに拭いておくのが一番だ。特に弦の下側の汚れは 上から拭いただけでは取れないので,クロスを指板と弦の間に入れてしっかり拭いておこう。
ローズウッドやエボニーの指板には塗装がされていないので,別のケアが必要だゾ。 毎日する必要はないが、時々レモン・オイルなどを塗ってあげよう。 湿気や乾燥から指板材を守ることができる。


さて,ギターを弾いた後,弦を緩めてからしまうか,悩むところだよね。 エレクトリック・ギターで,0.009とか0.010のゲージの弦を使っているなら, そしてほとんど毎日弾くギターなら,しまう時に弦を緩める必要はないゾ。 でももし1ヶ月以上弾かないという場合なら,緩めておいた方がいいだろう。 フォーク・ギターの場合は,ボディの構造や弦が太いことを考えると, 日常的に弦を緩める方がいいかも知れないね。ただ,完全に緩めるのでなく, ペグを2〜3回転緩める程度で問題ないんじゃないかな。 やはり長期保存になる場合は完全に緩める方がいいゾ。

ギターは熱には特に弱いので,真夏の炎天下で車の中に放置するなどは言語道断だ。
そうでなくても日頃から急激な温度や湿度の変化には十分に注意を払って!