Dr.藤野  ドクター藤野のリペアー講座

ギターのフレットと演奏性などの関係について
●ギターのフレットと演奏性などの関係について

好評のイシバシ・リペアルームのドクター藤野の豆知識シリーズ、今回はエレキ・ ギター(エレキ・ベース)のノイズに関わる入門者向けウンチク話です。 まずは配線とノイズのお話しです。音質にこだわる方のために、エレキ・ギターの 高品位な内部配線材料(線材、ハンダなど)が用意されているのをご存知でしょう か。エレキ・ギターに使用されているマグネティック・ピックアップは、微弱な起電力 しかありません。そのため、例えば配線が長かったりすると、信号のロスがあった り、外部ノイズを拾いやすくなるのです。極力、必要最低限な長さで引き回ししてお きたいものです。しかしながら、レスポールのように、配線がピックアップから一旦 ボディ左上部のスイッチに向かい、そこからコントロールを経由してアウトプットま で遠回りしているものもあります。理屈の上では、そうでない配線のギターと比較し た場合、この構造はノイズに対して弱いということになるかもしれません。もちろ ん、最終的には、ピックアップ、スイッチ、コントロールのクオリティと総合的に判断 しなければならないことですので、配線だけに神経質になる必要はないです。そし てまた、万一配線から来るノイズや音質劣化が見受けられるような場合にも、上述 の高品位な内部配線材料を使うことで対応することができましょう。ただ、配線もノ イズに関わる要素であるということは、見逃されがちです。覚えておくと役立つこと があるかもしれません。アースがとれているのに、ブーンとかジーというノイズが 気になる場合は、配線をチェックすると良いかもしれません。 また、ピックアップ切り替えスイッチや、ボリュームやトーン・コントロールの可変抵 抗の接点は、長年の使用で摩耗します。それはスイッチやコントロールなどを動か したときのガリガリというノイズの発生源になる可能性があります。また結線のた めのハンダも長年の振動などにより劣化します。いずれもそのままにしておくと、 演奏中に音が途切れたり、出なくなったりすることがあります。特にライブ活動をさ れている方は、そういった部分のメンテナンスを欠かさないよう心がけるようにしま しょう。

(C) Copyright 2002. Ishibashi Music Co.,Ltd. All rights reserved.