Dr.藤野  ドクター藤野のリペアー講座

冬場の乾燥問題
●冬場のギター管理について

夏場の高温多湿とともに冬場の乾燥もギターなどの楽器には大敵です。大雑把な目 安として、乾燥からくる喉や鼻の痛み、肌のかさつきなどを体が感じるようなとき は、楽器にも気配りが必要と思ってください。冬に近づいてから弦高に違和感があ ったり、フレット・バリと呼ばれる指板からフレットの端が出っ張ったような状態 を発見したら、ギターの乾燥の黄信号です。専門家に相談しましょう。放っておく と、演奏に支障を来したり、アコースティック・ギターのボディの割れを招いたり します。ギターなど木製の楽器の理想的な環境は、温度25度、湿度50%と言われる ことがあります。しかしながら一般的な日本の住宅環境で、その状態を維持するの は困難を極めましょう。そこまで徹底できなくても、楽器の湿度管理はできます。 エアコン、ストーブなどで部屋が乾燥していることが明白であれば、楽器は出し放 しよりケースに入れて保管する方が良いでしょう。もちろん、温風が直接当たるよ うな場所に置くのは論外です。部屋に加湿器を用意できれば理想的ですが、そこま でしなくとも、アコースティック・ギターの場合、カイザー、ダンピットといった 保湿アクセサリーも効果的でしょう。 なお湿度計があれば、部屋の湿度の状況を知ることができますが、湿度計はなるべ く精度の高いものを使用しましょう。またギターの近くの湿度を計るようにしてく ださい。 何度も書いていますが、日常的に楽器のコンディションを気にかけていきましょう。 変化を発見したら、早めに専門家に相談することです。弾きやすさを保ち、また長 持ちさせるにはそれが一番なのです。

湿度管理についても併せてお読み下さい。

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